「習い事って、いくつまで続けられるんだろう?」——子どもがやりたいと言うたびに増えていく習い事。送迎、お金、親の体力…考えることが多くて、悩みますよね。
わが家の小学3年生のハルコは、スイミング・ピアノ・野球の3つを続けています。シングルマザーでフルタイム勤務のわが家。正直大変なこともありますが、スケジュールの組み方と「親が頑張りすぎない」工夫で、なんとか回せています。
この記事では、3つの習い事のリアルな様子、かかる費用、続けるためのコツを、わが家の体験そのままにお伝えします。
先に結論:「多いかどうか」は個数では決まらない
3つは多いのか。わが家の答えは「個数ではなく、”何も習い事がない日”が週に何日あるかで決まる」です。
- わが家は3つ習っていますが、土曜に2つまとめているので、何もない日が週3〜4日あります
- もう1つの判断材料は、本人が楽しんで自分から通っているか。親が引っ張って通わせている状態なら、1つでも「多い」と思います
つまり、同じ3つでも「週3〜4日は空いていて本人が楽しい」なら多くないし、「毎日埋まっていて本人が疲れている」なら多い。この基準で、ご家庭のスケジュールに当てはめて考えてみてください。
わが家の習い事は3つ(スイミング・ピアノ・野球)
まず、それぞれいつから・どんなきっかけで始めたかをご紹介します。
| 習い事 | 開始時期 | 頻度 | きっかけ |
|---|---|---|---|
| ピアノ | 5歳から | 週1 | 祖父の「ピアノ弾けたらかっこいいな」の一言。体験3回で本人が楽しそうだったので入会 |
| スイミング | 年長の最後から | 週1 | 春休みの短期教室。「学校の授業だけでは泳げるようにならない」と聞いて。3日目に本人が「もっとやりたい」 |
| 野球 | 小1の秋から | 土日+ナイター週1 | 大谷選手への憧れで本人の希望。体験後「楽しかった?」に顔がキラキラ |
それぞれの習い事のリアル
スイミング:諦めずに掴んだ合格証書
良かった点は、少しずつだけど、泳ぎ方をマスターできていること。それから、他校の子とも仲良く遊んでいて、楽しそうです。
昇級試験は2ヶ月に1回ありますが、落ちてしまうこともあります。特にクロールは何度も落ちました。それでも諦めずに練習を続けて、合格できたときは本当に嬉しそうに合格証書を持ってきました。今は背泳ぎに挑戦中です。
そして地味にありがたいのが、振替制度です。病気や家庭の都合でお休みしても振替ができるので、急な発熱や予定が入ってもレッスンが無駄になりません。(ピアノはこちら都合だと振替できないので、なおさら「これは助かる」と感じています。)
大変な点は、レッスンの曜日が動くことが多いこと。春休みや夏休みには短期講習が入り、お盆やお正月などの長期休みでも通常レッスンの曜日がずれることがあります。そのたびに、仕事との都合をつけるのが大変です。
ピアノ:間違えると悔しがって、何度も挑戦
良かった点は、毎日コツコツ練習していること。楽譜を見て弾いていますが、間違えると悔しそうにして、何度も挑戦しようとする姿勢が見られます。
大変な点は3つ。先生の都合のお休みは振替がありますが、こちらの都合では振替できず欠席扱いになること。先生の異動などで先生が何度も代わり、そのたびに子どもが慣れ直す必要があったこと。そして、月謝が高めなことです(昇級すると上がる仕組みについては後述します)。

野球:球拾い状態から、速い球を投げられるまでに⚾
良かった点は、なによりハルコが楽しそうなこと。「上手くなりたい」と一生懸命練習に取り組んでいます。
始めた頃はキャッチボールでボールが捕れず、ただの球拾い状態でした(笑)。それが今では、しっかりグローブで捕って、速い球も投げられるようになりました。
大変な点は、シーズン中の練習試合や本試合。遠くへの遠征もあるので送迎が大変で、予定を把握するだけでもひと苦労です。
3つの習い事にかかる費用【目安】
わが家の場合の目安です。教室・チームによって異なるので、参考程度にご覧ください。
| 習い事 | 月謝(目安) | 月謝以外の費用 |
|---|---|---|
| スイミング | 約7,000円強(昇級による変動なし) | 年会費 約3,000円弱(4月)/短期講習 約2,500円(希望者のみ) |
| ピアノ | 約11,000円(始めた頃は1万円弱。昇級すると上がる仕組み) | 冷暖房費がかかる月あり/発表会・コンクール参加費 約1万円(希望者のみ) |
| 野球 | 月2,000円 | チームユニフォーム 約2,500円/バット 約2万円/スパイク 約6,000円 |
3つ合計すると、月謝だけで月およそ2万円(年間約24万円)。これに年会費・発表会・道具の買い替えなどが乗るので、わが家の実感では年間27〜30万円ほどです。
意外な落とし穴は、月謝以外の出費です。
ピアノは昇級するたびに月謝が上がる仕組みで、さらに冷暖房費がかかる月もあります。
発表会やコンクールは希望者のみの参加ですが、出るとなると1回あたり約1万円。なかなかの出費なので、わが家は初年度は発表会だけ、それ以降はコンクールだけ、と毎年どちらかに絞って参加しています。「全部出なきゃ」と気負わず、わが家なりにメリハリをつけています。
野球は月謝こそ月2,000円と安いのですが、道具代がかかります。入った頃から使っていたバットは、身長が伸びて身体に合っていないことが判明!いいものを購入して約2万円。スパイクも足のサイズの成長に合わせて買い替えで約6,000円。成長期の道具の買い替えは避けられない出費だと実感しています。

ちなみにわが家はこのほかに通信教育(ワンダーボックス)もやっているので、教育費全体ではもう少しかかっています。ワンダーボックスの費用と中身は別記事で詳しく書いています。
3つ続けるためのコツ・工夫
スケジュール:土曜に集中させて「何もない日」を作る
私の仕事は基本カレンダー通り(当直がある日も)なので、土日をフル活用しています。特に土曜日は午前に野球、午後にスイミングとまとめて入れています。ピアノはナイターと被らない曜日に。
こうすることで、何も習い事がない日を週に3〜4日作れています。詰め込みすぎないことが、続けるコツだと思っています。
宿題は基本、学童で終わらせてくるので、私がやるのは確認と音読を聞くことだけです。
送迎:どうしても無理な日だけ、両親にお願い
仕事の都合で送迎が難しいときは、私の両親にお願いすることもあります。土曜でも仕事がある日はお迎えだけ、当直で丸一日いない日は送りも迎えも。といっても、頼るのは合わせて月2回くらいです。基本は自分で回して、どうしても無理な日だけ頼る、というバランスにしています。
親が頑張りすぎない:任せる・聞くだけにする
小さい頃は終わるまでずっと見守っていましたが、今は昇級試験・試合・コンクールなどの大事な場面以外は付き添いをやめて、ハルコに任せています。子どもの自立になるし、親の時間も確保できて一石二鳥です。
その代わり、帰ってきたら「今日はどんな練習したの?」と聞くようにしています。付き添わなくても、この一言で子どもは「見てもらえている」と感じるようで、次の練習へのやる気につながっている気がします。
正直、大変だなと思うこと
きれいごとだけではないので、本音も書いておきます。
- 親の休みがなくなる:土日に習い事を入れているので、特に野球の練習試合や本試合があると、私のお休みがない週があります。
- 費用がじわじわ上がる:ピアノは昇級するたびに月謝が上がるので、費用面は正直大変です。
- 平日の夜が時間との勝負:野球のナイターやピアノは平日の夜にあるので、仕事から帰ってご飯を食べさせるまでが時間がなくて大変です。
やめどきは「先に」決めておく
わが家の基本方針は「本人が辞めたいと言わない限り続ける」です。ただしスイミングだけは、始めるときに「3年生まで」と期限を約束してスタートしました。
期限を先に決めた理由は2つあります。
ひとつは、ゴールがあるほうが本人もやる気が出るから。「3年生までに、ここまで泳げるように」と目標が見えると、練習にも身が入ります。
もうひとつは、高学年になったら習い事を「運動系から勉強系へ」少しずつシフトしたいから。時間には限りがあるので、わが家なりに優先順位をつけています。
先に出口を決めておくと、「やめる・続ける」でズルズル悩まずに済みます。習い事を増やすか迷っている方にこそ、「増やすとき」より「やめるとき」を先に決めておくことをおすすめします。
よくある質問(FAQ)
Q. 習い事は何個までが適切?
わが家は3つですが、個数より「何も習い事がない日があるか」が大事だと感じています。わが家は土曜に2つまとめることで、週3〜4日は習い事のない日を確保しています。
Q. シングルマザーでも3つ習い事はできる?
わが家はひとり親&フルタイム勤務(当直あり)ですが、回せています。ポイントは土日の活用と、宿題を学童で済ませてくること。どうしても無理な日(月2回程度)は祖父母にお願いしています。ひとりで全部抱えず、頼れるところは頼るのがコツです。
Q. やめどきはどう決める?
A. わが家は「本人が辞めたいと言わない限り続ける」が基本です。ただしスイミングだけは開始時に「3年生まで」と期限を決めました。詳しくは本文の「やめどきは『先に』決めておく」をご覧ください。
Q. 月謝以外にどんなお金がかかる?
年会費、冷暖房費、発表会・コンクール参加費、道具の買い替え(成長期は特に)などです。ただし発表会・コンクールやスイミングの短期講習は希望者のみなので、参加しなければかからない費用もあります。詳しくは費用の章をご覧ください。
まとめ:本人が「辞めたい」と言わない限り
3つの習い事は、正直、時間もお金も体力も使います。それでも続けている理由を一言で言うなら、本人が辞めたいと言わない限り続けようと決めているからです。
クロールに何度落ちても挑戦し続けたスイミング、間違えるたびに悔しがって弾き直すピアノ、球拾い状態から速い球を投げられるようになった野球。どれも、ハルコが自分で積み重ねてきたものです。
これから習い事を始める方、増やすか迷っている方の参考になればうれしいです。

